創始者・峯岸道子

ハンディキャップヨガJAPAN 代表

峯岸 道子先生からのメッセージ

日本のヨガの第二次ブームの走りのころ、「ハンディキャップヨガ」というものを立ち上げました。2008年9月。長年いつも身近に居た障がいをお持ちの方たちのことを思い描きながら、まさに手探り状態でしたが、ヨガをどのように適合させて行ったら良いのか? をBMYスタジオ(峯岸主宰のスタジオ)のメンバー達に手伝って貰いながら、形にしていきました。

ポーズを取ることから一番遠い存在かもしれない障がいのある方たちに、何を起こせるか?
見えてない可能性をどのように引き出していったらよいか?
彼らの心身の緊張をどのように解いていったらよいか?
個々に状態が違うので、アプローチの仕方も自ずから異なってきます。
何より大切なのがヨガの恩恵をどうやって彼らの中に見出していけるか?

様々な難しさと向き合いながら、今年で8年が経ちます。いまだ試行錯誤の日々ですが、ステップ by ステップ、皆さまにご尽力いただき、このような草の根的活動が続けられていることに心から感謝の気持ちです。決して派手な活動ではないのですが、北海道、関東、北陸、関西、中四国、九州と少しずつその輪が広がってきたのは、ひとえに各地で支えて下さる方たち、手弁当で活動の輪を広げてくださっている方たちのお陰です。

その中でも北海道地区の活動は、様々な意味で他の地区のお手本になる活動です。参加してくださる方たち、支えてくださる皆さん方の気持ちが繋がって、とても良い空間を毎回のクラスで紡ぎあげて下さっているように思います。ハンディキャップヨガのクラス実践指導は、一回ずつの現場に学びがあり、その中で悩み苦しみ、トライ&エラーを重ねて本当の実力がつけられてくると痛感します。

これからも、ヨガから得られる恩恵を少しでも多くの皆さまに感じ得ていただき、毎日がご機嫌に過ごせますよう、これからの皆様方の活動を陰ながら応援させていただきます。そして、また、北海道のハンディキャップヨガから、その波をぜひ東北の地区の方たちへもつなげて行っていただけますように、より多くの笑顔の連鎖が広げられますように、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

 

2016年8月10日    ハンディキャップヨガ・ジャパン 代表・峯岸 道子
ハンディキャップヨガ ジャパンHP https://www.handicap-yoga.com/
Body & Mind Yoga(BMY)スタジオ http://bmy-studio.com/